インプラントの治療が必要になる方に

のコンビネーションの治療が有効・必要になることが多いように思います。
 
その理由は前歯と犬歯の役割にあるのです。
 

 
グランプロデンタルクリニック銀座では、良い噛み合わせの定義の一つに前歯と奥歯へかかる力の負担時間を二交代制にするという考えがあります。
 
言い換えると、

この振り分けを犬歯がしているという考えです。
 
この噛み合わせ的なバランスがとれていると結果として奥歯への過度な負担を避けることができ、全ての歯への負担が最小限になるのです。
 
この噛み合わせを専門用語的には
ミューチャリー・プロテクテット・オクルージョンと呼でいます。
(Mutually Protected Occlusion)
 
80歳以上で、ほぼ100%自分の歯で噛めている方（8020達成者）は、この噛み合わせパターンの方が多いです。
(抜歯に至った歯は28本中0~２本程度)

もしこのバランスが崩れると多くの場合、奥歯に休むことなく常に噛み合わせによる力の負担がかかる事になりやすく、最終的には奥歯の喪失に繋がる原因にもなっています。

その結果として、マウスピース矯正(アライナー矯正)など矯正治療とインプラント治療の両方を行うこともあります。
この事はインプラントでなくても奥歯の治療を良好な結果に導くためには凄く大切なことです。
 

 
前歯・犬歯・奥歯がお互いに助け合いながらそのぞれの役割を果たすことで、顎口腔系の機能を長期的に維持することができるのです。