グランプロデンタルクリニック銀座

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院長ブログ

噛み合わせが悪いと何が起きるのか?それを改善するとどうなるのか?

これまでの研究によって、噛み合わせが良いこと・悪いことによって、以下のような事実がわかりました。
 

噛み合わせが悪い場合

①歯:一部の歯やセラミックが削れたり、亀裂が入ったり、割れたり、ぐらぐらしたりすることがある
②筋:筋の攣縮ならびに筋膜痛、偏頭痛、肩こりなどが起きることがある
③顎関節:顎関節雑音や運動障害、開口障害がが起きることがある
④残存歯が少なくなる可能性があり、残存歯が少ないと、様々な病気との関連が高くなり、死亡リスクが高くなる

噛み合わせが良い場合

①歯科治療後の長期経過(10年以上)が良好になる
②80歳を越えても、失う歯は28本中2本程度におさまっている(50代後半〜60代前半と同程度で、80代の平均は12本〜14本喪失)

文献・研究の一部

治療後に10年以上の長期経過が良好だったという報告は噛み合わせの条件が確立されていた

—RH.Roth 1997

8020達成者 対象者の平均82歳
①残存歯数の平均は、25.7本
②顎関節症状はない
③半数が歯周病傾向ではあった
④ほとんどが正常咬合に近い状態 前歯の被蓋が正常、アンテリアガイダンスが確立、アングル1級の割合が高く、咬頭嵌合が確立、叢生は少ない
⑤顔面と上下前歯の正中はほぼ一致し、顔貌は左右対称であった。
⑥個々の歯の疾患にとらわれることなく、一口腔単位のオーラルヘルスを考えることが必要と考える。
⑦個性正常咬合を育成することが歯列矯正の意義につながると考える。

—H.Miyazaki 2002

歯が20本以上ある人に比べ、20本未満の人は6年後の死亡リスクが10~33%高く、身体的な機能障害のリスクが6~14%高い。歯が20本未満の人は外出の頻度が少なく、果物や野菜を食べる量が少ない。歯が0~9本で、歯科補綴を使用してない人は、重度の身体的な機能障害を有する可能性が高く、かつ知的活動が少なく、絶望感を感じる割合が高い。

—東京医科歯科大・東北大・千葉大・ボストン大・国立保険医療科学院 2023

だからこそ、グランプロデンタルクリニック銀座では、長期的に良好な口腔内の状態が維持できるように、歯科治療の基本は「良好な噛み合わせ(咬合)の確立を提供すること」と考えています。
 
また、私たちが考えている良好な噛み合わせ(咬合)とは、歯だけではなく、噛み合わせに大きく関連している「顎関節・筋肉・歯・歯周組織」というこの4つの調和がとれている状態です。
 
これら4つの調和がとれることで、噛み合わせの不調和から引き起こされた様々な症状が治まり、歯科治療後の長期経過(10年以上)が良くなり、80歳を越えても、失う歯は28本中2本程度におさまり、結果的に健康寿命・寿命の延伸にも貢献することを目標にしています。

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