グランプロデンタルクリニック銀座

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院長ブログ

インプラントについてよく聞かれること③

今回は、「インプラント以外の治療も必要ですか」というご相談についてです。
 
QA

良い歯並び、または、良い噛み合わせの状態で、急にインプラントが必要になることは、
事故や運動中などで、歯が折れてしまったという場合はあり得ますが、
それ以外の時は、ほとんどなかったと記憶しています。

 
残念なのですが、ほぼ100%近くの方が、

・虫歯・根管治療・歯周病などの治療経過をたどり、徐々に噛み合わせが悪くなってきた
・もともと、噛み合わせ・歯並びが良くなかった

など、インプラントが必要な部位だけでなく、実際には、他の部位も噛み合わせが悪いという口腔内の状態でした。
 
噛み合わせ 顎関節
 
さらに、見落としがちなことは、噛み合わせが悪い時は、顎関節に課題を抱えていることも多いということです。
 
患者様の立場からすると、歯が欠損してしまったとき、その部位に注意・関心が集中してしまうことは、凄くわかります。
1本の歯を抜いてしまったら、1本のインプラントだけ入れさえすれば終わり、と思ってしまっても何ら不思議はないと思います。
 
私が、インプラント治療を始めたころは、私自身でさえ、今ほどは、その部位しか見えてなかったかもしれません。
 

POINT

口腔内は、28本の歯が1チームになっています。
また、このチームは、咀嚼筋・顎関節とも深く関連しています。

1本の歯が無くなったときには、隣在する歯との関係、上下での噛み方の関係、口腔の様々な運動との関係、歯列全体と顎関節との関係など、
複雑な要素が絡み合いながら、歯が無くなってしまったという結果に至っています。
 
いうなれば、噛み合わせ的な問題の氷山の一角として歯を失ってしまったという結果になっています。
 
この氷山の見えない部分の問題をしっかりと見つけて解決することが、インプラントにとっても口腔全体にとっても良い結果に繋がると言っても良いと思います。
 

 
もちろん、インプラントは何度もやり直すこことには、不向きな治療方法です。
 
インプラントは噛むという咀嚼機能の回復のための治療です。
 
ですので、口腔内全体の噛み合わせをしっかりと検査・診断をした上で、他の治療が必要かどうかをきちんと見極めて頂くことが大切だと実感しています。

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