院長ブログ
歯科メンテナンスの新常識 ~定期的にクリーニングに通っているのに、なぜ悪くなるのでしょうか?~
- 2026年1月9日
- お知らせ
今回は、当クリニックの歯科衛生士の川端さんとの対談の一部をご紹介させて頂きます。
川端さんは、10年以上の経験があり、現在、グランプロデンタルクリニック銀座で活躍しています。
グランプロデンタルクリニック銀座のメンテナンス方法と、川端さんのお人柄や考えに触れることができる貴重な対談です。
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歯科メンテナンスの新常識
Q1. 定期的に歯のメンテナンスに通っているのに、なぜ虫歯や歯周病になってしまうことがあるのですか?
A1. その原因は、「目に見えないリスク」と「力のコントロール」への対策不足にあるかもしれません。
従来の一般的なメンテナンス(特に保険診療の枠組み)では、時間の制約や使用できる器具の制限があり、「付いている汚れを取る」ことに終始してしまいがちです。
しかし、実際には以下のような隠れたリスクが進行している場合があります。
- 細菌のリスク:
見た目はきれいでも、悪性の歯周病菌(PG菌など)や虫歯菌が潜んでいる。 - 力の問題:
無意識の「食い縛り」や「歯ぎしり」が歯に過剰な負担をかけ、物理的に歯を壊している。
Q2. 「保険診療」と「自費診療」のメンテナンスには、具体的にどのような違いがありますか?
A2. 最大の違いは「個々のリスクに合わせたカスタマイズされた予防プログラムが実施できるかどうか」です。
- 保険診療:
決まったルールと時間の中での処置となるので、どうしても全員が一律のパターンのクリーニングになりがちです。 - 自由診療:
十分な時間がかけられるため、一人一人に対して、詳細な検査(唾液検査や細菌検査)を行った上で、その人の将来のリスクを予測し、カスタマイスされた処置が可能になります。
また、「エアフロー(パウダーメンテナンス)」など、歯やインプラントを傷つけずに汚れを落とす高度な機器を使用できる点も大きなメリットです。
Q3. 「見えないリスク」を知るために、どのような検査が有効ですか?
A3. 「唾液検査」や「PCR検査」で口内環境を数値化(可視化)することが有効です。
- 唾液検査:
虫歯菌の数、唾液の酸性度、酸への抵抗力などをわずか5分程度で測定できます。 - PCR検査:
顕微鏡でも見えないレベルの「超悪玉歯周病菌(PG菌など)」がいるかどうかを遺伝子レベルで特定します。
これらを知ることで、「自分は虫歯になりやすいのか、歯周病になりやすいのか」が明確になり、ケアの優先順位が変わります。
Q4. 歯磨きは完璧なのに歯が悪くなる原因だという「力のコントロール」とは何ですか?
A4. 噛み合わせや、就寝中の歯ぎしり・食い縛りによる破壊力のことです。
いくら口の中を清潔にしていても、過度な力が加わると歯やセラミックが割れたり、歯周組織がダメージを受けたりします。
- 対策:
「ブラキシズムチェッカー」という薄いシートを装着して就寝時に検査することで、歯ぎしりの有無や、どこの歯に強い力がかかっているかを目で見て確認できます。
その結果に基づき、マウスピース(ナイトガード)、咬合調整などで歯を守る対策を行います。
Q5. 自分に合ったセルフケア用品(歯磨き粉など)は、どう選べばいいですか?
A5. 検査結果とセルフケアの状況に基づき、「リスク」に合わせて選ぶのが正解です。
- 虫歯リスクが高い人:
フッ素が高濃度で配合され、お口の中に長く留まるタイプの歯磨き粉(例:クリンプロなど)が推奨されます。 - フッ素が苦手な人・歯質を強化したい人:
フッ素無配合でも、ミネラルを補給して歯を強くするペースト(例:MIペーストなど)が適しています。「何となく選ぶ」のではなく、担当の歯科衛生士と相談し、自分の弱点を補うアイテムを使うことが予防の近道です。
「もっと詳しく見たい!」と思って頂いた方は、以下の動画を見て頂けると嬉しいです。
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