グランプロデンタルクリニック銀座

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PRP(多血小板血漿療法)

PRP(多血小板血漿療法) (ぴーあーるぴー(たけっしょうばんけっしょうりょうほう))

自分の血液を利用して行う最新の再生医療です。

そもそも、血小板は、人体で、止血や血管や細胞組織を修復する働きをします。また、血小板には、成長因子と呼ばれる、体の細胞を元気にして若返らせる成分があり、この成長因子が放出されることによってコラーゲンの産生や毛細血管の新生などが促されるのです。

血液の中の血小板を数倍〜10倍程度の高濃度に濃縮した液状成分のことを多血小板血漿(Platelet Rich Plasma)=PRPと呼びますが、創傷治癒を促進する作用があります。創傷治癒とは、傷などのダメージを修復し、再生する働きのことです。

1998年Robert Marxが顎骨再建治療で骨再生の増大目的でPRPを使用しました。PRPは本来人間に備わった「自然治癒システム」です。

最近では、骨組織再生促進の効果はないといった論文も多く存在しますので、硬組織への効果は疑問視されています。ただ、歯茎、歯肉、抜歯窩などの軟組織には、創傷治癒促進の効果が認められているようです。

一方、PRGF (Plasma Rich in Growth Factor)療法という、PRP療法の応用させた治療方法をスペインの歯科医師らが、硬組織の再生治療への臨床応用を行っていて、結果は良好らしいのですが、効果を確認するにはまだ文献が少ないようです。

美容外科では、高濃度に濃縮させた血小板と、白血球を含む「自己白血球含有多血小板血漿」を混合して、体に注入することで、しわなどの様々な肌の悩みを改善しているようです。

このように、PRP療法を応用させた治療方法は、様々な分野に応用されつつあり、今後目が離せない再生治療の一つです。

創傷治癒の流れ

1)組織再生や創傷治癒の役割を担う血小板が、まずは傷口をふさぎ、止血をはじめます。

2)生体防御の役割を担う白血球が毒素を輩出し、細菌を除去していきます。

3)免疫システムの一翼を担うマクロファージ細胞が、死んだ組織をきれいに片づけます。

4)線維芽細胞の増殖を促進するグロースファクター(細胞成長因子)が分泌をはじめます。

5) 線維芽細胞が、コラーゲンの分泌をはじめます。

6)富にコラーゲンをふくんだ肉芽組織の修復により、組織の再生がはじまります。

血小板により放出される成長因子

PDGF(Platelet Derived Growth Factor)
細胞の増殖、血管の再生・修復、コラーゲンの産生

FGF(Fibroblast Growth Factor)
組織を修復・コラーゲンの産生・ヒアルロン酸の産生

EGF(Epitherial Growth Factor)
上皮細胞の成長促進・血管新生、創傷治癒を促進

VEGF
血管内皮細胞の増殖・新生

TGF
上皮細胞・血管内皮細胞の増殖・新生 創傷治癒を促進

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