グランプロデンタルクリニック銀座では、以下の7つの治療において、マウスピースを使って頂くことがあります。

治療目的によって、固い材質と、柔らかい弾力のある材質とを使い分けます。
また、それぞれ製作も全く違った方法になります。

これまでに下記1〜4の目的だけでも、10年間で1000個以上のマウスピースを治療に使用しました。

1 顎関節症治療

顎関節は、耳の穴の1センチぐらい手前にあり、口を開け閉めしたときに手で触ると動きを確認できる部分です。
この顎関節に問題が起きることを「顎関節症」と呼びます。

そのときは、「顎関節とその周囲から首〜頭などの筋肉が痛い」「口が開きにくい」「口の開き閉めのときに音がする」などの症状が起きるため、その対処方法の一つとしてマウスピースを選択。
当院では、噛み合わせに関連する筋肉のバランスと関節部分の動きの改善のために使用します。

ほとんどの場合、弾力のあるソフトタイプのマウスピース(ソフトスプリントと呼びます)を使用し、左右の顎関節部の動きを確認しながら調整を行います。

2 噛み合わせ治療

噛み合わせが関係する治療の際には、関連する筋肉のバランスをとりながら、ぶつかりが強い部位と、逆に弱い部位、ちょうどいい部位を診断して咬合調整をする必要があります。

その際に咬合調整を効果的に行うため、前述のソフトスプリントを有効活用することがあります。

3 歯軋り対策

「ブラキシズム」と呼ばれることもあります。
簡単に説明すると、横に動いたら「歯軋り」、縦に噛み締めたら「食いしばり」となり、その総称がブラキシズムです。

昼間にブラキシズムする方も少なくないのですが、自覚することである程度コントロールできると言われています。
また、就寝時に睡眠のリズムの過程で必ず発生すると言われています。
深い睡眠から浅い睡眠に移行する際に、交感神経・副交感神経のそれぞれが活動することで「微小覚醒」が発生。
そして、心拍数・脳波・呼吸の変化・増加が起こります。次に、就寝時のブラキシズムが発生し、嚥下という一連の流れが起こるのです。

4 アスリートのパフォーマンス向上と歯の保護

当院では、上記1〜3のマウスピースの調整方法を応用し、アスリート向けのマウスピースをご提供。
競技種目や元々の噛み合わせ状態により、効果に差がありますが、以下を目指します。

・リラックスした筋の状態
・バランスのとれた筋の状態

マウスピースの作製にあたっては、顎関節・咬合検査が必須です。
完成時に顎運動を確認しながら高さや斜面の調整しますが、プレースタイルによっては合う合わないなどがありますので、2〜3種類のタイプをお渡ししたうえで、一番フィットしたものを使って頂きます。

5 ファスティング用

ファスティングは私たちの健康スイッチを入れるために有効な方法です。
とはいえ、食事を摂らない、もしくは回数が減るなどの影響で咀嚼回数が減ることが懸念されます。

そこで、その期間中に咀嚼筋の働きを維持してくれるのがマウスピースです。
上下の奥歯を直接ぎゅーと噛み締めるのでなく、弾力のあるマウスピースを均等に噛み締められるように調整します。

6 ホワイトニング

自宅で行えるホームホワイトニングで使用します。
他のマウスピースとの違いは、薄いことと、ジェルを入れるための数ミリのスペースを確保していることです。

7 矯正治療

インビザラインのように矯正治療の際、マウスピースを利用して歯を動かすこともあります。
また、矯正後に歯が安定するように保定装置(リテーナー)として使用することがあります。