インプラントの症例 詳細

6本のインプラントで、
セラミックブリッジ(人工歯)を固定 1

治療前

治療前

重度の歯周病のために、上顎の3本以外は抜歯になりました。

上顎は、その3本を着脱式の義歯の固定に使用し、下顎は、インプラント6本による固定式のセラミックブリッジの治療を行いました。

治療に際しては、CTのデータから、インプラントドリルガイドを作製し、正確なインプラント埋入手術を行いました。

治療後

治療後

この症例の治療内容と料金、
副作用(リスク)について

治療メニュー 下顎無歯顎に外科用のガイドを使用したインプラント手術と、6本のインプラント支持のブリッジによる補綴治療
治療内容 歯科インプラント治療とは、歯の抜けた部分のあごの骨に、デンタルインプラント(人工歯根)を埋め込み、人工の歯をその上に装着する治療法です。無歯顎の症例では、ブリッジの歯に合った位置にインプラントを埋入することが難しいために、CTデータから作製した外科用のガイドを使用し、インプラント埋入手術を行い、それらの6本のインプラントを使用する事で、固定式の3つのブリッジによる補綴を行いました。ブリッジ同士はキーアンドキーウェイという方法で、連結されています。
治療の副作用
(リスク)
手術の際には、下顎骨内の太い神経・動脈、周囲の顎骨を傷つけない様に、術前に、外科的・噛み合わせ的な側面から十分な診査を行います。また、術後1〜2週間に腫脹・内出血などがおきることもあります。まれに、インプラントが骨と結合せずに、脱落することや、治療中の仮歯、治療後のセラミックについては、欠けたり、外れることもあります。歯槽骨・歯茎の状態によって、治療の難易度がことなるために、必ずしも同様の結果になるとは限りません。
治療価格 インプラントとアバットメントは6本分となりますが、セラミックの歯は12本分となります。仮歯での咬み合わせ調整、外科用のガイドなども含めるとそれらの合計で、430万円〜500万円(歯槽骨・歯肉の状態・義歯の種類などによって異なります)

症例写真

治療写真

初診時です。歯周病が進行したために、上の前歯が1本脱落しています。残っている歯は、炎症が強く歯肉が赤く腫れています。また、下の前歯のブリッジには歯石が多量に沈着しています。動揺が強いために前歯は前方へ傾斜しています。

治療写真

下はセラミックブリッジが、インプラントの上にセットされます。まずは、アバットメントがセットされました。

治療写真

咬合面をみています。天然歯と同様な形態が付与されています。

治療写真

【左】上の義歯を完成させてセットしたところです。しっかりとした噛み合わせが出来ています。
【右】上の義歯は、真ん中がくり抜いてありますし、さらにメタルフレームで製作されているのでかなり薄くなっているので、装着時の違和感が少ないですし、また3本の残存歯で固定されているので、安定度も良好です。